あいかわ公園 ツツジの図鑑

あいかわ公園で見られるツツジをまとめた図鑑です。ツツジは自生種から園芸種まで様々な種類があり、似たようなものがとても多いです。図鑑を片手に見比べながらお散歩していただけると幸いです。用語としてクルメツツジを原種とするもの(クルメ系)、日本にもともと存在するもの(自生種)、シャクナゲというツツジ科の花と交配したもの(交配種)が出てきます。現在43種類が載っています。

図鑑 紫色のツツジ

さざなみシャクナゲ交配種)
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場所:パークセンターから花の斜面への入口 
珍しい色合いのブルー系シャクナゲ交配種です。花のひらひら具合がグラデーションと相まってとても綺麗な印象です。背丈も低くじっくり観察できるため、ツツジ類の写真撮りの練習にもおすすめです。花の時期が少し早いので満開の時期を逃さないように気をつけましょう。



クロシオシャクナゲ交配種)
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場所:花の斜面入口
さざなみと同じくシャクナゲとの交配種ですが、より小型です。小型のブルー系ということで人気も高く小奇麗にまとまって咲いてくれるのですが、あいかわ公園では定着が悪く、数株しか花を見ることができません。貴重なお花を見逃さずに見てあげてくださいね。





ドガツツジ
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場所:工芸工房村付近
あいかわ公園のツツジでは珍しい八重咲の品種です。八重咲の物は花弁が幾層にも重なっており、非常にボリュームのある見た目をしています。早咲きのツツジより少し遅れて咲くので時期には注意しましょう。




オオムラサキツツジ
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場所:花の斜面
5月に入り始めてから本格的に咲き始める遅咲きのツツジです。名前の通り花はかなり大きく存在感ばっちりです。オオムラサキツツジが見頃のころには多くのツツジが見頃を過ぎています。小粒の花をたくさんつけるクルメ系のツツジを見たい方は4月中旬ごろの来訪がおススメです。
オオムラサキツツジは花壇などでも比較的見られる種類で身近な園芸種です。

図鑑 黄色のツツジ

ヒカゲツツジ(自生種)
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場所:花の斜面から森のわたり橋にかけての長い階段 
水辺の崖や岩場などを好み、名前の通り日当たりの悪い環境を好みます。ツツジの仲間としては珍しい淡い黄色の花をつけます。控えめなことから和風庭園にも用いられるそうです。f:id:aikawa_park:20200412101834j:plain
模様入りのヒカゲツツジも咲いています。ヒカゲツツジは時期が他のツツジと比べ早い分終わるのも早いです。





レンゲツツジ
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場所:森のわたり橋付近
高地に自生する黄色のレンゲツツジで、国内自生種としては最大の花をつけます。珍しい黄色の花は見つけることができれば幸運のあかしともされています。レンゲツツジたちの色には淡い独特の魅力のようなものがあります。写真では映しきれないレンゲツツジたちの魅力を目で見て感じてみてください。

図鑑 白色のツツジ

シロバナトウゴクミツバツツジ
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場所:花の斜面左上 
関東地方に生えるミツバツツジの仲間なのでトウゴクミツバツツジと呼びます。その白花種です。トウゴクミツバツツジと同じく10本の雄しべを持ちます。ツツジに限らず白花種が偶然生まれることがあります。




シロゲンカイ
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場所:パークセンター前 
自生種であるゲンカイツツジの白花です。ピンク色のヨシノと並んで春に先駆けて咲くため、ほかのツツジが見頃のころには見れなくなってしまいます。ゲンカイツツジは自生種ですが、岡山より西でしか見られないため、この辺では見ることはできません。ミツバツツジに似ています。




トコナツ(クルメ系・一重咲き)
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場所:工芸工房村の上り坂 
白、ピンク、絞り模様と1つの株で3種の色が発生する魅力的なツツジです。自分好みの色合いを探し始めると止まりません。中でもお勧めしたいのは白地にピンクの柄が入る絞り模様です。写真のように入り方には様々なパターンがありますのでお好みの色を探してみてくださいね。





クレノユキ(クルメ系・二重咲き)
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場所:工芸工房村の上り坂 
 トコナツとともにあいかわ公園の緑の葉を白色に染めます。小さな白花種の中では唯一の二重咲きのため、トコナツと一緒に生えていても簡単にわかります。トコナツが3色のグラデーションを作るのに対してクレノユキは雪が積もったかのような純白さで彩ります。





ゴヨウツツジシロヤシオ
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場所:花の斜面右側 長い階段の手前 
丹沢や軽井沢の方で有名な五枚の葉を持つツツジ。標高が高い所を好むため、あいかわ公園で今のところ咲く株は少ないながらも花を見ることができます。ネームブランドからか咲いているだけで上品に感じてしまいますね。花が下向きになるのも特徴の1つです。




リュウキュウツツジ
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場所:花の斜面入口
白い大輪の花にピンク色のネクターガイド(蜜の場所を虫へ知らせる模様)が非常に美しい芸術的なツツジです。大きいツツジツツジという植物の特徴を感じやすいです。例えばリュウキュウツツジの葉に触れてみてください。小型のものではわかりにくい虫に蜜を取られないようにするツツジの戦略がきっと感じられるはずです。



ドウダンツツジ

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場所:パークセンター前
ベニバナアセビと同じように下向きで白いつぼ型の花をつけます。春の花よりも秋に真っ赤に染まる葉の方が有名かもしれません。聞きなれないドウダンという言葉は灯台がなまったものとされており、三脚の灯台に姿が似ていることから名付けられています。(結び灯台

図鑑 ピンク色のツツジ

コチョウノマイ(クルメ系・二重咲き)
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場所:工芸工房村の上り坂 
小輪で二重咲きが特徴的な花です。コチョウノマイを見かけたら上からも確認してみましょう。たくさん花をつけるため絨毯のように辺り一面を彩ります。
f:id:aikawa_park:20200405145846g:plainピンク色のツツジの中でも二重咲きのため見分けやすいです。



ハルイチバンシャクナゲ交配種)
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場所:パークセンター前や工芸工房村の上り坂 
鮮やかなピンク色と紙風船のような角ばった形が目立ちます。光を当てているかのような輝きなので遠目からでもほかのツツジと色の違いが分かります。ほかのツツジよりも先に咲くためハルイチバンと呼ばれます。シャクナゲ交配種はお団子のように花をつけ、ぼわっとした印象を受けます。




ヨシノシャクナゲ交配種)
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場所:パークセンター前 
ハルイチバンと同じく春に先駆けて咲くツツジです。花付きが良く、埋め尽くすようにピンクの花をつけるため人気高い種類です。ミツバツツジなどのあいかわ公園で美しく斜面を彩る種類が見ごろになると、ヨシノの花は終わっています。




キリン(クルメ系・二重咲き)
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場所:パークセンター前から花の斜面へ向かう階段 
緑とピンク色の対比が美しい種類です。二重の花を高い密度でつけるため、ピンクのじゅうたんのような美しい景色を楽しむことができます。二重なことから同じピンク色の中でもすぐに見分けられる種類です。




ミツバツツジ(自生種)
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場所:花の斜面 
あいかわ公園で最も目立つツツジです。背丈が2m程と高く遠目からでもはっきりと姿を見ることができます。おしべの数が5本ならミツバツツジ、10本ならトウゴクミツバツツジです。秋には名前の由来の3枚の葉が紅葉を見せ、春も秋も楽しめるツツジです。




トウゴクミツバツツジ(自生種)
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場所:花の斜面左上側 
ミツバツツジと同じ時期に斜面を彩ります。関東地方で多く見られるためトウゴクと名づけられました。あいかわ公園ではミツバツツジの背丈が高いので、1m程度の背丈でピンク色の大型の花をつけていればトウゴクと見分けられます。おしべの数は抜け落ちているものも多いので、いくつかの花で数えてみましょう。




アヤヒメ(クルメ系・一重咲き)
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場所:花の斜面(風の丘付近)     
 ミツバツツジよりずっと濃いピンク色の花をつけ、葉の緑との対比が美しい種類です。切れ込みが深く、5枚の花弁がはっきり目立ちます。おしべが白いため、あいかわ公園のピンクのツツジではそこで他の種類と見分けられます




マヤフジン(クルメ系・一重咲き)
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場所:花の斜面(風の丘付近)  
 アヤヒメと同じく明るめのピンク色が目立つ品種です。あいかわ公園のピンクのツツジの中では最も小さい種類です。
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マヤフジンは花が小さく、アヤヒメよりも赤色に近いです。加えておしべが赤みを帯びます。




イッテン(クルメ系:一重咲)
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場所:工芸工房村の上り坂
淡いピンク色の小ぶりな花をつけます。おしべが極端に短く、ぱっと見はめしべしかついていないように見えます。花の内側をのぞいてみると、付け根のところにまとまっている様子を見ることができます。




クロフネツツジ(自生種)
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場所:花の斜面中央辺り 
 淡いピンク色の大型の花を1輪つけることからツツジの女王とも呼ばれます。クルメ系と比べてみると大きさは圧倒的です。
海外から持ち込まれたツツジの1種で、当時は日本にやってくる外国船を黒船とよんだことから名付けられています。




キシツツジ(自生種)
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場所:工芸工房村の上り坂 
西日本でよく見られるツツジです。キシの名の通り川岸の岩場などに生えます。 似ているモチツツジとは近いお友達ですが、キシツツジが雄しべ10本であるのに対してモチツツジは5本であるところで判断できます。



モチツツジ
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場所:花の斜面中腹
花の付け根に強い粘り気を持つためモチの名がつけられています。ツツジの仲間は付け根がべとべとするのですが、実際に触れてみると確かにモチツツジのべたつきはとても強いです。優しく触れて試してみてくださいね。キシツツジと非常に似ているのですが花から出ている雄しべの数に注目してみましょう。モチツツジは雄しべが5本でキシツツジは雄しべが10本あります。





レジナ(クルメ系・一重咲き)
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場所:工芸工房村付近
 あいかわ公園の物はまだ草丈が低く目線より低い高さで観察できるのでお勧めの品種です。薄いピンクを中心にグラデーションのようにピンクの色が変わります。早咲きの品種なので観察時期に注意しましょう。




カルミアキャンディ
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場所:パークセンター前
お菓子のような名前の響きが可愛い種類です。カルミアは実は種類が少ない種であり7種類しかありません。ピンク色のキャンディの色合いは淡いピンク色ではかない雰囲気を漂わせています。他のカルミア同様花付きはかなり良く、団子状にたくさん咲いている様を見ることができますが、花期が5月中旬以降と遅いので注意が必要です。



カルミアサラ
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場所:パークセンター前
カルミアたちは同じ場所に植えてあります。サラはキャンディとレッドを混ぜたような色をしています。それでいて花の内側と外側で色が違うという点が面白いですね。このような2色咲きの花は個性が強く、自分好みのお気に入りの花を探す楽しみがあります。花たちが持つそれぞれの個性を探してみてくださいね。

図鑑 赤色のツツジ

赤色のツツジ


チクシベニ(クルメ系・一重咲き)
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場所:パークセンター正面の階段 
濃い赤色を持つ。一重咲きの赤色系の中では見分けやすい種類です。見分けるポイントとして、花の中の雄しべの数に注目してみましょう。チクシベニには7本の雄しべがあります。おしべが短いため、めしべの長さが目立ちます。
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